高度情報化社会で成功者になるための秘訣

高度情報化社会で成功者になるための秘訣

アメリカン・ドリームという言葉はよく聞きますが、あまりジャパニーズ・ドリームとは言いませんよね?

Microsoft社のビル・ゲイツ、Apple社のスティーブ・ジョブズ、Facebook社のマーク・ザッカーバーグなど、大金持ちがアメリカにはたくさんいますが、日本にはこれほどまでの成功者はいません。

その秘密は、技術経営にあります。詳しく見ていきましょう。

これからのエリートに必要なのは技術経営の知識

実は、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグに共通しているのは、技術の知識を持つ経営者であることです。

ビル・ゲイツとマーク・ザッカーバーグは技術者・エンジニアとして有能です。ジョブズは技術者ではありませんが、幼少期からエレクトロニクスに興味を持っていましたし、アップルの創業者の1人である有能な技術者スティーブ・ウォズニアックとタッグが組めたのも、そうした素養があったからです。

孫正義、松下幸之助といった日本の大実業家たちも、発明家として優秀です。

このようにアメリカでは技術者が経営者として活躍することが多いのですが、日本ではアメリカと比べれば、まだまだといったところです。

しかし最近、日本でも技術経営学という領域が学ばれるようになりました。

技術経営を学んでイノベーションを起こそうという経営者が日本でも増えてたので、徐々に日本でも技術畑の経営者が活躍するようになってきています。

高度情報化の波が来ていますので、経営学の知識だけでは時代の変化に対応できなくなってきているのです。

技術経営学とは?

では技術経営学は普通の経営学とは何が違うのでしょうか?

技術経営はMOTとも呼ばれます。Management of Technologyのことです。

簡単に言うと、MOTは、技術に関する管理を含めた経営管理、戦略の立案・実行のことを指します。企業におけるイノベーションの創出技術・生産管理を通じて事業を持続・成長させることに主眼が置かれています。

理工学系の人材が学ぶことが多いのですが、内容的にはMOTは経営学の一領域になります。

アメリカでは、ダブルメジャーとして技術者がMBAを持つことが多いです。MBAとは、Master of Business Administrationのことで、ビジネススクールの経営学修士を指します。

経営学修士 MBA: Master of Business Administration
技術経営 MOT: Management of Technology

アメリカではシリコンバレーなど、ハイテク技術を学んだ人材が自分のテクノロジーを活かして起業し成功する例がたくさんあります。

最近では日本人技術者も、若い時期から経営を学び活躍するようになってきています。

たとえば東南アジア有数のモバイル広告の新興企業であるYOYO Holdingsの代表の方は、日本人でありながら、20代で工学修士と経営学修士を保有しています。

日本の教育制度も、こうした人材を増やすために、技術と経営学の融合を目指しています。

時代の流行を取り入れて経営に携わりたいと考えている方は、ぜひ技術経営の知識を深めることをおすすめします。

経営と技術の知識を同時に持つことで、新しい価値を持った製品やサービスを思いつく人材になれるはずです。

技術経営を学ぶには?日本と米国の教育環境の違い

技術経営についての考え方は、アメリカと日本では少し違いがあります。

アメリカのほうが、技術経営の重要性をいち早く認知してきました。

ただ最近では日本でも、技術と経営を同時に学ぶことの重要性が少しずつ認知され始めています。

1962年にマサチューセッツ工科大学の経営大学院にてMOTのプロジェクトが発足したことが、MOTが学問領域として認知されるようになった起源とされています。

1981年には正式にここのMBA課程においてMOTコースが設置されました。
このように、アメリカでは経営大学院の一コースとして認知されています。

アメリカと違い、日本の大学は理系と文系がはっきりと分かれています。
このようなこともあり、日本の教育機関では必ずしも、MOTが経営大学院の一コースであるわけではありません。MBAとMOTは別々の学問領域とみなされることが多いです。

こうした事情から、日本ではMOTの学び方も多種多様になります。
日本では、技術経営学がメインの研究科を設置している場合もあれば、経営学の専攻の一コースとしてMOTコースが設置されている場合もあります。

また、単に工学系の専攻と経営学の専攻が単位互換している場合もあります。

文系出身でこれから経営学修士を取得する人材がそのコースとしてMOTを学ぶ場合もあれば、理系出身ですでに工学修士を取得した人材が改めて経営学修士を取得する場合もあります。

専門職大学院の専攻として学ぶ場合もあります。

日本でMOTを学べる大学院

日本でMOT教育を受けられるところは増えてきました。代表的な大学院を以下に挙げます。これ以外にもたくさんの大学院で教育を受けることができます。

技術によって経営革新を起こしたいと野望を持っておられる方は、入学を考えてみてはいかがでしょうか?

専門職学位課程で学べる大学院には以下のものがあります。

・芝浦工業大学の大学院工学マネジメント研究科工学マネジメント専攻
・東京工業大学 大学院イノベーションマネジメント研究科技術経営専攻
・東京農工大学 大学院技術経営研究科技術工学府産業技術専攻
・東京理科大学 大学院イノベーション研究科技術経営専攻
・日本工業大学 大学院技術経営研究科技術経営専攻
・早稲田大学 大学院経営管理研究科

修士課程あるいは博士課程としてMOT教育を受けられる大学院に以下のものがあります。

・東京大学 大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻
・東京工業大学 大学院イノベーションマネジメント研究科イノベーション専攻
・立命館大学 大学院テクノロジー・マネジメント研究科テクノロジー・マネジメント専攻
・同志社大学 総合政策科学研究科 技術・革新的経営研究コース
・大阪大学 大学院経済学研究科経営学系専攻MOTコース

独学でもMOTは学べる

最近では日本人研究者による技術経営についての良書が増えましたし、アメリカなど技術経営の本場の書籍の翻訳書もたくさん出版されています。

すでに社会人として働いていてなかなか大学院に入り直すことが難しい、という方も、独学で学べるようになっています。
innovation
例えば、クレイトン・クリステンセン氏の『イノベーションのジレンマ』は、技術経営を学ぶ人にとっては必読の書です。

ここには、業界トップの企業がなぜベンチャー企業に負けてしまうのかという実践的な視点で、技術イノベーションの重要性が説かれています。

一度、目を通してみてはいかがでしょうか。

まとめ

高度情報化社会での成功の秘訣、技術経営についてご紹介しました。テクノロジーが多様化する昨今、技術経営を学ぶ重要性はますます高まっています。

MOTを学ぶ人材は日本でも増えてきており、大学院教育として学べる場も増えています。もちろん、社会人としてある程度実績を積んだうえで大学院に入り直すことも可能です。日本でもMOTを学ぶ数々の成功者が輩出されています。

高度情報化社会のいま、技術と経営に明るい高級人材が求められているのです。

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