あなたの意見は間違っている!…とは言えないので、相手の意見を変えたい時に役立つ方法

あなたの意見は間違っているとは言えないので相手の意見を変えたい時に役立つ方法
ビジネスシーンでありがちな、他者との意見の対立。いい仕事をするためには、ディスカッションも当然必要です。しかし、「自分の意見は間違っていない!」と強固に主張するだけが能ではありません。相手が、いつの間にか自分の意見寄りになっている、なんてことがスマートに出来たら、仕事はもっとおもしろくなります。意見が割れた時に役立つ、コミュニケーション力について学んでいきましょう!

 

人はなぜ対立するの?


「人の価値観は様々だから~」と、人にはアドバイスできても、自分のこととなると見えていないもの。自分がいいと思うことは、他の人もいいと思っているはず、と人は無意識に思っているのです。
この無意識の意識、が、人と人との意見の対立を生みます。

「目玉焼きには何をかける派?醤油?塩?ソース?」といった平和な案件なら、たとえ相手が「七味唐辛子」と言ってきたところで笑っていられます。が、こと仕事となると、そうはいきません。

自分の意見と異なる意見を聞いたとき、「はあ?ちょっと、それ意味わかんない」と、まず思ってしまうもの。相手の意見に対する反対意見や突っ込みどころ、否定的な考えが、心の中に次々と…。逆の場合も同じ。自分の意見を他人が否定してきた、そのうえ自分が言い終わらないうちに相手が言葉をかぶせてきた、なんてことになったら、もう我慢の限界。

自分に確固たる意見があるとき程、「ありえない」「この人の考え、おかしい」と、怒りにも似た感情が生まれてしまうのです。これではいい仕事どころか、意見のすり合わせも出来ませんよね。

【会議中のコミュニケーションこじらせ行動
●「でも」「だけど」「無理じゃない?」など、否定的な意見しか言わない
●「それってさぁ」と言い終わらないうちに、言葉をかぶせてくる
● 意見を言っている人の方を向かない、聞いてない
…相手を怒らせたいのなら、有効です!

 

意見が合わない相手との話し方

意見が合わない相手と話すのは、苦痛で仕方ないもの。しかし嫌だから話さない、では仕事も進まず、「仕事の出来ない人間」、に分類されてしまうかも。そうならない為に、心掛けたいことはふたつです。

①冷静に話そう

まず、月並みですが「冷静さ」が重要です。恐らく相手が何を言っても、あなたは気に入りません。だって意見が合わないのですから。心の中で何を思っても自由ですが、それを口に出すなんて子供っぽい行為はだめ。冷静さを意識し、一呼吸おいてから話し出します。ここはアンガーマネジメントに少し似ていますね。

相手の意見がとことん間違っていたとしても、そこには触れず、自分とは違う意見ですね、ということを伝えます。(自分の意見を伝えるのではありません)

②その場を離れよう

ふたつ目は、なるべく早く話を切り上げること。

どちらが正しいか、なんて決着をつける必要はないし、大方は結論を出さなくてもいい問題です。意見の合わない相手との会話は、長くなればなるほど忍耐力を要します。くだらない議案であれば、極力、時短しちゃいます。あなたがもうこれ以上は必要ない、と思うのなら、電話がかかって来たふりでもなんでも構いません。その場を離れましょう。

【続けるほどいらだつ間違った意見のすり合わせ
● いつまでも自分の意見の正当性について主張する
● 相手の意見は片っ端からつぶし、時に感情的になる
● 熱く語ることで、相手に思いを伝えようとする
…だからもう話すのやめたらいいのに。

 

「聞く力」を磨けば、伝える力もアップする

ここで考えてみたいのが、相手にとって、あなたの意見がどう思われているか、ということ。あなたと同じことをそっくりそのまま、相手も感じているのではないでしょうか。

あなたが相手の意見を「間違っている」と思うのと同じように、相手もあなたの意見を「間違っている」と思っている…。そんな相手の意見を自分寄りにまとめていくのは、とても難しい作業に思えます。しかし、問題となっているのは案外単純なこと。さあ、まずは、あなたが不快な思いをした場面を、次の2点に注意しながら振り返ってみましょう。

①相手の話を聞いていた?

相手の話を聞きながら、あなたは何を考えていましたか?実は自分の意見のことばかり考えていませんでしたか?相手がどんな気持ちで、どんな考えで意見を言って、それによって何をしようとしているのか、しっかりと聞いていましたか?

②自分の意見を伝えられた?

自分の意見を相手に伝える時、しっかりと細部まで説明出来ていましたか?相手が話を聞く準備が出来ていないのに、話し始めていませんでしたか?相手の顔を見て、反応を確かめながら話を進めることが出来ていましたか?

もうお分かりですね。自分の意見を聞いてもらうには、まず、相手の意見を聞かなければなりません。

しかし、聞いているつもりでも、実際はほとんど聞いていないのです。表面上の言葉だけを聞いて、「あなたの意見はおかしい!」と主張しても、それはトラブルしか生まないし、あなたの評判を下げるだけ。こりゃひどい、と思うような意見でも、「へえ、それで?」とまずは耳を傾けて聞いてみましょう。

すると、相手がどんな背景でその考えを導き出したのか、が分かり、案外自分の考えていたことと、根底にあるものは似たり寄ったり、だったことに気付きます。双方向で話が出来ると、結果、意見がまとまってくるのです。

 

【自分とは異なる意見を「聞く」ときのポイント】
● 正面ではなく、隣や斜め前などに座り、体を相手の方へ向ける
● 相槌や頷き、繰り返しなど、相手が気持ちよく話せる状況を作る
● 姿勢は前傾で。前のめりな態度で「聞いているよ」アピール
…つまりは非言語的コミュの活用です。

 

まとめ

「聞く力」を身に付ければ、相手がよく見えてきます。すると、自分の意見も伝わりやすくなります。相手をよく見ているので、伝わったかどうか、無意識に確認しながら話せるようになるからです。

ディベートで相手を論破するのも結構。ですが、それより、「聞く」ことを意識して、コミュニケーション力をアップさせてはいかが?
意見がまとまるだけでなく、その後の協力関係も構築され、仕事がよりスマートに動き出します。あなたがいれば、会議が和やかに進み、意見がまとまる、と周囲からの評価も上がるかも。

様々なビジネスシーンに応用できる、万能スキル「聞く力」で、仕事はますますおもしろくなります!

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