友達や同僚と集まる機会があれば、「お肉を食べようよ!」となることが多い昨今ですが、様々なセレブに支持されている「ベジタリアン」というライフスタイルをご存知でしょうか?女優のナタリー・ポートマンは8歳からビーガンを貫いており、他にもスティーブ・ジョブス、アインシュタインなど数多くの著名人がベジタリアンを公言してきました。古くはプラトン、ピタゴラス、レオナルド・ダ・ヴィンチまで。
動物のため、環境のため・・・など、彼らが菜食を選択した理由はそれぞれですが、「体臭」や「健康」が気になる現代の日本人にもメリットになる点がいっぱい!夏だからこそ取り入れてみたい、ベジタリアンという食生活についてご紹介します。
目次
ベジタリアンも色々?その種類
ノン・ミート・イーター
肉は食べないけれども、魚介類はOKとするスタイル。伝統的な和食もこれに当たりますね。
ベジタリアン
肉と魚介類を食べない、一般的な「ベジタリアン」の概念に当たる人々。当記事で「ベジタリアン」と言う場合、この定義を指します。
筆者もお呼ばれや外食では何でも頂きますが、自宅ではこのライフスタイルを実践しています。
ビーガン
肉や魚だけではなく、卵・牛乳・蜂蜜などの動物由来成分を一切使用しない、厳格な菜食主義者。衣服にもこだわりがあることが多く、ファーやレザー・シルク・ウールや羽毛などを使わない人が多いです。
菜食をする上での注意点
ベジタリアンを実践する上で最も気をつけるべきことが、栄養バランス。
豆やナッツ類から、たんぱく質や鉄分・亜鉛などを意識して摂る必要があります。
スメハラ対策にも!ベジタリアンの利点
体臭を抑える
焼肉の翌日には、身体や大便の匂いがいつもよりキツい・・・と感じたことはありませんか?
筆者が最も強く実感している「ベジタリアンのメリット」が、体臭が抑えられること!
肉類の摂取は、体内の皮脂と汗の分泌を促し、これが体臭になります。消化が悪くなった胃腸の中で老廃物が発酵し、さらに口臭や臭いおならの原因にも。
一方、緑黄色野菜や柑橘類に含まれているβカロテンには抗酸化作用があり、体臭を抑えてくれるんです。また、野菜の食物繊維はお通じを良くしてくれます。
お肉大好き!だった友人の男性がある日菜食を始めて、「肉を絶ってから1週間で体臭が気にならなくなった!激しい運動をして、汗を沢山かいても臭くない」と大喜び。汗をかきやすい夏本番を迎えた今、スメハラ対策としても菜食に注目したいですね。
内蔵脂肪も減少!ダイエット効果
余分な脂質を摂らないことでダイエット効果も期待できます。内臓脂肪や皮下脂肪が減少するので、メタボにもなりにくい!
筆者はベジタリアンを始めてから半年でマイナス6Kgと、ゆったりとした健康的なダイエットに成功しました。肉と魚以外は好きなものを食べていたので、特にストレスを感じることもなく、気がついたら減量できていた!ラッキー!という感覚です。
ビタミンやミネラルで、健康的な美肌を
女性ならば「お野菜摂らなきゃ!」と、普段から意識しておられる方も多いのではないでしょうか?
野菜中心の生活をすることでビタミンやミネラルを多く取り入れることができ、抗酸化作用のある柑橘類などの果物も併せて食べれば、美肌への道まっしぐら。食物繊維で便秘も改善され、吹き出物などが出来づらくなります。
ヒトだけでなく、環境や動物にも優しい
筆者の在住するベルリンは「ベジタリアンの首都」とも呼ばれ、数多くのドイツ人がベジタリアンになっています。彼らが挙げる主な理由が、動物愛護のため。日本ではあまり馴染みのない発想かもしれませんが、ドイツにはペットショップも殺処分も無く、食用鶏のケージ飼育が法律で禁止されているなど、徹底して「動物の権利」が守られています。
畜産による二酸化炭素の排出量や森林破壊も多く、環境のために菜食を選んでいる人もいます。そこまで考えてライフスタイルを選択できたら、「意識高い系(笑)」ではなく、しっかりとした本物の「意識が高い人」になれそうですね!
amazonで「野菜」をチェック!
重たいドリンクはお取り寄せで。
無理なく美味しい!おすすめベジ・メニュー
日本人ならでは!食べ慣れた和食
精進料理のみならず、伝統的な和食はベジタリアンライフにも転用できることが多いです。鰹節ではなく昆布出汁を使うことで、旨味もしっかり確保。
納豆や味噌、豆腐、玄米などの昔ながらのメニューには、肉の替わりに必要な栄養素がバランス良く含まれているのもありがたい!
国民の4割がベジタリアン!インド料理
何と国民の4割が肉を食べず、2000年以上の菜食の歴史があるという、世界最大のベジタリアン国家であるインド。蓄積されたノウハウは流石の一言で、インド料理店に行けば「本当にお肉を使ってないの!?」と驚くような、深みのある美味しい料理が食べられます。
作るのも簡単!チーズで美味しいイタリアン
ペペロンチーノ、ジェノベーゼ、アラビアータ、カプレーゼなどの人気イタリアン・メニューは、実は肉を含んでいません。チーズとオリーブオイル・野菜だけでもボリューム感たっぷりの、お洒落な一皿ができます。
ベジタリアンのまとめ
ベジタリアンというライフスタイルについてご紹介してきましたが、実践するとしても無理は禁物。体質によっての向き・不向きもあります。
自分の身体と相談しながら、「週に1日だけ、外食時だけ、一人ご飯の時だけ、・・・プチ・ベジ」を始めるというのもアリ!
バランス良く栄養素を取り入れることを意識して、美味しくべジタリアン生活を楽しんでみてくださいね。