大人の嗜みとして、代表的なもののひとつが「ワイン」。
そんな誰でも一度は飲んだことがあるワインなのに、ほとんどの方が「いまいち良く分からない…」と片付けてしまうワインの知識。
デートでレストランに入ったけど、ワインがいつも分からなくて困ってしまったこともあるかもしれませんね。
今までにワイン本を読んでも、ワインの詳しそうな方に聞いても、良さも選び方もわからないといった方にも、そして今さら聞けないという方にも、簡単にワインのことが分かるように解説してみたいと思います。
まずは、すぐに実践できるワインの基本的な知識からご紹介していきます。
目次
ワインってどうやって選べば良いの?
今、この世の中には「スパークリングワイン」「赤ワイン」「白ワイン」「ロゼワイン」と種類だけでも星の数ほど、色んなワインが生産されています。
単純に、一日10本以上違うワインの種類を一生飲み続けても、制覇出来ないくらいの種類があります。そんなワインの中から「この一本!」を見つけるのは不可能に近いのですが、そんな事は気にしないで「自分に合うワイン」を見つければ良いのです。
では、どうすれば「自分に合うワイン」を見つけられるのかと言えば、まずは、自分の好きな「ブドウの品種」から見つけるのです。
これはとても大切です!!
「ワインに向くブドウの品種」はこの世界に300~400種以上あると言われていますが、その中でも「赤ワイン」では3~4種、「白ワイン」でも2~3種を覚えれば、代表的な品種はマスターすることができるんです。
なので、まずは好みの「ブドウの品種」から見つけてみましょう。
自分好みのワインのブドウの品種は、どうやって選ぶ?
好みもありますが、ブドウの品種は「赤ワイン」では3~4種、「白ワイン」でも2~3種あります。
赤ワインの代表的な品種3つ
「カベルネソーヴィニオン」・「シラー」・「ピノノワール」の3種類をおさえておきましょう。
それぞれの品種の特徴は、色々と覚え方がありますが簡単にご紹介します。
シラー・・・スパイシーな香りがあるワイン、ワインの色は濃いめ。
ピノノワール・・・香りが華やかなワイン、ワインの色は薄いめ。
赤はとりあえずこの3種類が分かれば、ほぼクリアです。
白ワインの代表的な品種3つ
白ワインで覚えたいのは「シャルドネ」・「ソーヴィニオン・ブラン」・「リースリング」の3種類です。
ソーヴィニオン・ブラン・・・さわやかな香りがあるワイン、ワインの色は薄め。
リースリング・・・香りが少し甘くさわやかなワイン、ワインの色は薄いめ。
白もこの3品種を覚えれば、ほぼクリアです。
もちろん、これを踏まえてこの3種類をそれぞれ飲んでみないと、ただの知識ではイマイチ分からないと思います。しかし、いつも飲むお酒の嗜好を考えればどんな品種が自分に合いそうかはなんとなくイメージできるのではないでしょうか。
まずはこんな品種があって、赤ワイン・白ワインではそれぞれこの3品種が代表的なものであることを覚えてください。
自分好みのブドウの品種が分かったが、あとはどうやって選ぶ?
前述したブドウの品種それぞれのワインをまずはどこかで飲んでみてそれぞれの違いを感じてください。ワインを取り扱っているリカーショップや百貨店で試飲するのもいいですし、ワインセラーを持つバーやレストランに行ってグラスで出してもらうのもいいでしょう。
そこで、赤ワインが好きなのか、白ワインが好きなのかが分かります。そして、品種もとりあえずでよいのですが、それぞれなにが好きか分かりましたら、好きな品種を覚えます。
ココからが大切で、「自分好みのブドウの品種」まで分かれば、その後は「国」を選びます。
ここで皆さんは、「国」を選ぶ??となってしまいますが、とてもこの作業は重要です。国というのは原産国のこと。
はっきりと書きますが、この「ブドウ品種」+「国」でほぼすべてのワインが決まってきます!
国は世界中のワインの生産している国が対象ですが、ほとんどの場合は、フランス・イタリア・ドイツ・アメリカ・チリ・オーストラリア・南アフリカ・アルゼンチン・チリ・ニュージーランド・日本とこの「11カ国」で決まってきます。
全部の国のワイン品種を試せれば良いですが、時間もかかってしまうので、簡単なやり方は「フランス」と「アメリカ」の国で自分の好きなワイン品種を飲んでみる方法です。
すると、どちらが好きかが分かるはずです。
たとえばですが、赤ワインの「カベルネソーヴィニオン」を例に挙げてみましょう。それぞれのワインの味の特徴は以下です。
「渋みがあり、落ちついた香りの濃い赤ワイン」
アメリカ産の場合
「甘い香りで、味わいは渋みもあるが飲みやすい濃いワイン」
2つの「国」が違うだけで、品種が同じなのに「味わい」が違うのです。
このような感じで、自分の好みを見つけてみてください。
まとめ
今までの3ステップを実践していただければ、簡単に好きな「品種」そして「国」までが分かります。
今までレストランでメニュー表を見ても良く分からないなぁっと感じていた人は多いと思いますが、それはワインの「名前」しか見ていなかったためです。
私は年間に400本以上はワインを呑んでいますが、それでも知らないレストランに行き、知らないワインの名前を見ると本当にわかりません。どこでワインを選んでいるかといえば、国と品種なのです。そこまで分かれば、大体は問題は出てきません。
しかし、世界中の人がワインが好きな理由は、もう少し奥が深いからなのです。
今回は本当に初級編です。これをきっかけに「大人の嗜み」としてワインを好きになっていただけるとうれしく思います。