イギリスでもようやくオフィシャルダウンロードが始まったポケモンGoですが、やはりものすごい人気です。
セキュリティー上の問題を懸念する声や、サーバーダウンなどのトラブルに見舞われながらもポケモンGo旋風はイギリスも例外ではありません。
教会においでよ!
そこに目を付けたのが年々減っていく信者の数に悩んでいた、イギリスでは最多の信者を持つキリスト教系宗派、英国国教会でした。
イギリス北中部の都市バーミンガムにある教会では、次々に現れるポケモンGoプレイヤーたちを礼拝に招待し、このようなメッセージを張り出しました。
さらにウェールズでもシティーロード・メソジスト教会にどんどんポケモンGoプレイヤーたちが押しかけてきました。ポケモンジムになっていたようです。そこでもすかさず張り紙を用意したようです。
「シティーロード・メソジスト教会、ポケモンGoジム、あなたたちを歓迎します」
これらに伴いソーシャルメディアでは「ポケモンGoって子供たちを教会に行かせるために開発されたんじゃないの?」と言う人までいるようです。
英国国教会は現在76万4千700人あまりの信者がいるにもかかわらず、この30年間で日曜の礼拝に参列する信者は42万五千人にすぎない、と礼拝参加者の減少に悩んでいます。
ポケモンGoがこの問題を解決してくれるのでは、と期待されているわけです。
バーミンガム教会では、ポケモンGoプレイヤーたちに毎週日曜日に教会の礼拝に参加するように呼び掛けています。
礼拝のあと12時15分からのお茶会にもどうぞいらしてください。
イエス様はポケモンゲーマーたちを心配なさっています。」
良い流れに期待
はたしてゲーマーたちは毎週日曜の礼拝に参加するようになるのでしょうか。
イエス様が気にかけていらっしゃると言われても、ただゲームに熱中しているだけであまり教会通いのきっかけにはならないような気もするのですが、ポケストップやジムなどが、このように健全で安全、しかも歓迎してくれているということはプレイヤーにとってもその保護者達にとっても安心なのではないでしょうか。
アメリカで先に始まった当初でも、教会がポケストップとなることにはおおむね好意的な反応だったようですね。
また生涯教会なんて行ったことがない、という人たちにとっても、チャリティーなどにも熱心な教会信者の人達と交流するということになると、ゲームから新しい出会いが生まれることになり、いろいろ批判も多い「ポケモンGo」も社会にいい影響をもたらすことになるかもしれませんね。
参照元
http://www.telegraph.co.uk/education/2016/07/14/churches-cash-in-on-pokemon-go-craze-in-the-uk/
(「ポケモンGO」プレイ動画有り)